2018年06月27日

大黄牡丹皮湯

漢方では、血液の滞りや汚れを瘀血(おけつ)といいますが、この瘀血を排除することが治療ではとても大切なことです。

この排除する漢方薬を駆瘀血剤といいます。
桂枝茯苓丸も駆瘀血剤なのですが、他にも何種類かあり、大黄牡丹皮湯もその一つになります。

大黄牡丹皮湯は元々虫垂炎の時に炎症を排除するために使っていました。そこから派生して右下腹部の瘀血の排除のためによく使います。
このタイプの瘀血は意外と多く、婦人科系はもちろん皮膚系や整形外科領域の痛みにも、効果を発揮してきました。
この治療は我々が所属する荒木正胤先生の漢方の特徴でもあり、古方漢方の真髄でもあります。

大黄牡丹皮湯は煎じ薬として調合してお飲みいただくことがほとんどですが、手軽に服用していだたくために大黄牡丹皮湯の丸薬も頻用します。ところがあるメーカーの丸薬が製造中止となってしまいました。
この丸薬が製造中止ということは、他の治療家の方があまりに使っていないということで、その事実にビックリ。
この処方を使いこなすこと無しに治療や根治はあり得ません。我々の荒木漢方を後世に伝えて残していかなければ、大きな損失であることを改めて感じました。

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名古屋 池下 漢方の水野漢方薬局



posted by 水野漢方 at 11:30| Comment(0) | 日記
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